待ちガイド
リーチ麻雀の待ち(マチ)パターンを学ぶ
待ち(マチ)は聴牌時にどの牌で和了できるかを決めます。待ちを理解することは、手牌効率の評価と戦略的判断に不可欠です。
基本の待ち
この5つの基本的な待ちパターンが聴牌形の基礎となります。効率的な手作りには必須の知識です。
両面(リャンメン)待ち
最大8枚最強の基本待ち。連続する2枚の牌で、両端で順子を完成させる待ち。平和の条件であり、受け入れ枚数が最も多いです。
両面待ちになる形を優先して残しましょう。枚数の多さからスピード重視の手に最適ですが、熟練者には筋で読まれやすい面もあります。
嵌張(カンチャン)待ち
最大4枚間の牌を待つ形。1種類しか待てませんが、適切なツモで両面に変化しやすい形でもあります。
序盤はカンチャンを残しておきましょう—両面に変化することが多いです。聴牌時は弱い待ちですが、高打点(満貫以上)なら十分許容できます。
辺張(ペンチャン)待ち
最大4枚1-2または8-9の端で待つ形。カンチャン同様1種類待ちですが、端なので変化の可能性が低いです。
聴牌前に1234のような4連形に伸ばす努力をしましょう。混一色・清一色では、その色が山に残っていればペンチャンでも意外と有効です。
双碰(シャンポン)待ち
最大4枚(各対子)2つの対子で、どちらかを刻子にすれば和了。理論上は8枚待てますが、捨て牌で見えている分実際の受け入れは減ります。
対々和などの刻子系の手と相性が良いです。手の方向性に応じて両面かシャンポンかを選びましょう—刻子を目指すならシャンポンが自然です。
単騎(タンキ)待ち
最大3枚雀頭を完成させる1枚待ち。最も狭い待ちですが、相手から読まれにくいです。七対子は必ず単騎で終わります。
ドラ単騎や赤単騎は、狭い待ちでも破壊力があります。相手が安全牌と思う牌で待てば、刺さりやすくなります。
多面待ち
複数の牌で待てる複合パターン。和了確率を大幅に高める強力な待ちです。
延べ単(ノベタン)待ち
最大6枚1234のような4連形で、両端を雀頭として待つ形。単騎が2つ繋がったイメージで、受け入れが倍になります。
単騎からの優れたアップグレード。4連形を持っていれば、自然とこの効率的な2種待ちになります。
三面張(サンメンチャン)
最大12枚23456のような5連形で3種類の牌を待つ形。ゲーム最強クラスの待ちで、和了率が劇的に上がります。
多面待ちは積極的なリーチ判断を正当化します。ただし複雑さからフリテンのリスクも増すため、リーチ前に全ての待ち牌を必ず確認しましょう。
戦略的考慮点
実戦での待ち選択と評価の重要な原則。
両面を優先
序盤の手作りでは、両面になれる形を残しましょう。必要でない限り、早い段階でカンチャンやペンチャンに固定しないように。
高打点なら悪い待ちも許容
満貫狙いの手でカンチャン待ちは十分に追う価値があります。リターンが受け入れ枚数の少なさを正当化します。
リーチのタイミング
待ちの質と巡目、打点を総合的に考えましょう。終盤の安手カンチャンリーチは得策でないことも。多面待ちなら相手に効果的にプレッシャーをかけられます。
フリテンに注意
多面待ちでは、待ち牌のいずれかが自分の捨て牌にないか確認しましょう。フリテンになるとロンできず、ツモでしか和了れません。